もんしゃ(@kabushi_lover)です。
アサンテの優待情報をお伝えします。
目次
株主優待について
権利確定月
権利確定月は、3月・9月の年2回です。
株主優待の内容
保有株数 | 優待内容 |
---|---|
三菱UFJニコスギフトカード | |
100株~ | 1,000円相当 |
利回り
株価1,540円(2022年6月29日終値時点)、今期配当予想の62円で計算しています。
100株保有で総合利回りはそれぞれ5.32%となっています。
保有株数 | 配当 | 優待 | 総合 |
---|---|---|---|
100株~ | 4.03% | 1.30% | 5.32% |
会社の事業内容
アサンテグループは、当社と連結子会社(株式会社ハートフルホーム)、非連結子会社(株式会社ヒューマン・グリーンサービス)により構成されています。事業内容は、以下3つの主な事業からなっています。(「2022年3月期 有価証券報告書」より)
- 白蟻防除 42%
:白蟻の発生予防、駆除施工 - 湿気対策 20%
- 床下等換気扇取付
- 調湿材敷設
- 地震対策 27%
- 基礎補強
- 家屋補強
- その他 11%
- ハートフルホーム(外壁リフォーム)
- 害虫・害獣対策(ゴキブリ、ネズミ等)
- リフォーム
- その他
企業業績
株価 | 1,540円 |
時価総額 | 190億円 |
EPS | 86.95円 |
PER | 17.71倍 |
BPS | 1,053.10円 |
PBR | 1.46倍 |
株主資本比率 | 82.1% |
業績において、売上高は、2011年~2019年の間、右肩上がりで推移していましたが、それ以降、横ばいあるいは3期連続減収となっています。それに伴い、経常利益率は、2011年~2019年の間、12%~20%で推移していましたが、2022年期には10%を割り込み、悪化しています。今期は増収増益見通しとなっていますが、不透明感があるように思っています。
また、売上高が減少しているが、原価が上昇していることから、物価高騰の影響がおそらくありそうです。しかし、株主資本比率は、82.1%と財務健全性は高いといえます。
毎月開示される月次売上高の今後の動向に注目したいところです。現在は、4月、5月ともに前年同月比+4.6%、+2.3%と増収となっています。
配当性向は、直近5年間を見ると、安定しておらず、2018年~2020年は45%前後、2021年は67%、2022年は117%で推移しています。これは、安定的な配当方針があるため、業績が悪化しても配当を維持していると考えられます。
しかしながら、今後長期間100%を超えてくると減配も余儀なくされる可能性が出てくるかと思いますので、配当性向にも注目したいところです。
直近12年間におけるキャッシュフローを見てみると、営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローともに全てプラスとなっており、良好なビジネスモデルだといえます。
現金等は2021年期および2022年に減少し足踏み状態ですが、2011年期から2020年期を見ると、増加傾向にあります。一方で、有利子負債は2013年期の1,400百万円程から徐々に減少し、2022年期には500百万円弱となっています。現金等は前年期6,600百万円程あり、キャッシュリッチの企業といえます。
株主還元
配当政策
配当方針に関する具体的な数値(配当性向など)は以下に記載されていませんでした。しかしながら、安定的な配当の維持を掲げていることから、配当性向が一時的に100%を超えることがあっても、短期であれば減配の可能性は少ないように思われました。
株主に対する利益還元を最優先に考えている。配当においては、安定的な配当維持を基本とし、安定的かつ適正な利益還元を継続していくことを基本方針としている。
※「2022年3月期 有価証券報告書」より
まとめ
最後にまとめです。
- 総合利回りは5%超と高配当
- 直近3期連続減収となっており、今後の業績が不透明感あり?
- 今後の業績と配当性向の動向に注目
- 直近13年間、営業およびフリーキャッシュフローはプラスと良好なビジネスモデル
- 有利子負債は減少傾向、現金等増加傾向で、キャッシュリッチ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※注意事項
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